震災を経て「つながり」をより強く
私たちは2010年、福島県南相馬市小高区にて創業しました。いよいよこれから、UBUの商品を世に送り出そうとしていた矢先、2011年に東日本大震災、そして福島第一原発事故に見舞われ、代表の星は、避難生活を余儀なくされました。それに伴いUBUも、やむなく営業を停止していましたが、2016年、同県郡山市にて、営業を再開することになりました。
この予期せぬ災害、そして原発事故は決して望んだものではありませんでしたが、この経験が、自然とのつながり、地域とのつながり、天とのつながりといったものを、より意識させてくれました。
1,400年の歴史をもつ川俣シルク
私たちの扱うシルクやコットンなどの素材は、自然が育むものです。特にシルクは、お蚕様が生み出す絹糸として、古来より大切にされてきました。
シルクには、清浄に保つ力や、美しさを保つ力など、大変なパワーが秘められています。UBUのこども服や雑貨は、福島県南相馬市小高区よりほど近い、川俣のシルクを使っています。
川俣町、南相馬市のそれぞれ一部は、震災、そして原発事故後、一部が居住制限区域および避難指示解除準備区域に指定されましたが、南相馬市は平成28年7月12日、川俣町は2017年3月末日、指定が解除されました。しなやかで美しく、強いシルクを育む自然とシルクそのものが、重なって見えるような気もいたします。
シルクの力が、健康と美しさ、そして「ふるさと」福島の力に
自然が育むシルクの力に、産土神(うぶすなしん/土地の神様)が見守って下さいますようにと、思いを乗せて、商品をお届けすることになりました。
シルクの力が、皆さまの健康や美しさ、そして「ふるさと」福島の力になると信じています。
川俣シルクの魅力
川俣シルクは1,400年の歴史を持ち、中でも羽二重といわれる織物は、明治時代、日本のみならず海外で高く評価され、外貨獲得に貢献しました。
川俣シルクを扱う齋栄織物さんは、世界的有名ブランドのスカーフや、大河ドラマ八重の桜の衣装に生地が採用されている他、数々の賞を受賞されており、各方面で高く評価されています。
UBUのシルク製品は、齋栄織物さんのシルクを使用しています。
齋栄織物株式会社